世界遺産に指定されてから時々CMでも見かけるようになった高野山。
ケーブルを上った終点がこの高野山駅。
週末ということもあり、人も多い。
ここからはバスで奥の院に向かう。
終点の奥の院前駅でバスを降り、奥の院まで歩く。
道の両側にはたくさんのお墓が並んでいる。
中には一風変わったお墓もある。
右の写真は、日本しろあり対策協会によって立てられた、しろありのお墓。
他に、UCCによるコーヒーカップのお墓(墓石がコーヒーカップ)も存在した。
本気で立てたのか、宣伝目的か、単なるネタか・・・。
真相は定かではない。
バスで来た道を歩いて引き返し、根本大塔へ。
根本大塔は昭和12年に完成。高さ48.5メートル。
内陣に胎蔵界大日如来を本尊として金剛界四仏が安置され、16本の柱と壁に極彩色で描かれた諸尊とともに曼荼羅世界を表している、らしい。 (パンフレットより)
高野山は下界より涼しく、気温は25℃だった。
そのため、大体6月頃に咲く紫陽花が、この時期(7月下旬)でも綺麗に咲いていた。
あまり綺麗には見えないが (^^;
さらに歩いて大門へ。確かに大きい(高さ約25メートル)。
この向こうには何もない、というか近辺には何もない。
おそらく高野山への入り口という意味でこの門は建てられたのだろう。
大門のあとはバスに乗って帰りの途につく。
ケーブルカーはこんな感じ。実は2両編成である。
だが連結部分は普通の列車のように細くはなく、まるで1両のようにも見えるのがすごい。(すごいか?)
ケーブルの下の駅は極楽橋。南海高野線と乗り換えの駅である。
若干時間があったので改札の外へ出してもらう。
駅の名前のとおり、極楽橋という橋がある。
ただ、橋以外には何もないところで、すごく辺鄙な感じがする。
徒歩で高野山を登るときにはあの橋を渡るんだろうか。
いったい1日に何人あの橋を使うのか。気になる。
極楽橋駅に停車中の急行(左)と特急こうや(右)。
急行だと難波まで100分ほどかるが、特急だと約80分で、20分も速い。
南海本線の方だと、難波から和歌山まで急行と特急で5分くらいしか差がなかったと思うので、この差は大きい。
それにしても、橋本~極楽橋間は急勾配と急カーブの連続。
よくあんなところにレールを敷いたものだと感心。
オプションツアーの終わり、汐見橋駅に到着。
岸里玉出駅から汐見橋駅まで約12分、複線にもかかわらず、すれ違う列車はなかった。
閑散時には汐見橋線には1編成しか列車はないことになる。
汐見橋駅は街中にあるのだが、どう見てもこの駅だけ時代が止まっているような感じがする。
1時間に2本の列車、駅の雰囲気は昭和時代。
小さな字で「大阪ドームへは南海汐見橋線で」 と書いた看板を見つけたときは少し寂しくなった。
ゼッタイJRに負ける(苦笑)。